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料理と食べ物の違いを考察する。

20161108 お茶



料理は食べ物ですが、食べ物は必ずしも料理ではありません。食べられるから料理であるわけじゃないのです。

この差は小さいようで、いろいろな面で大きい。特に食後感は違います。

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土井善晴先生の一言から見る料理と食べ物の違い


土井善晴先生がプレバト!でお弁当の盛り付けを査定していた時に一言。

「これは、ただ詰めただけですね。」と。そして「〇〇が感じられませんね。」との評価。

何を感じられなかったか?

そこには料理を通してのメッセージ性が感じられなかったとのことでした。

ここが、料理か?食べ物か?の違いです。土井先生の言葉はとてもわかり易く違いを教えてくれました。

メッセージ性とは心配り


日本料理の職人さんは、この違いをしっかり認識しています。なぜなら日本料理の目的は、接遇や饗宴というように、もてなすことが第一の目的だからです。美味しいことは基本ですが、味だけでは日本料理とは言えない。そこに料理人のメッセージ、心がお客さんに届かなくてならないのです。

だからといって、複雑な料理でなければいけないかというと、そうではありません。心配りが行き届いていれば、それは立派な料理となります。

例えば、かまぼこ。板についたまま醤油と出しては料理とは言えません。単に食べ物でしょう。そこにはメッセージも何も感じられません。

それを食べやすい大きさに切り、美しい器に盛り付け、わさびと小皿に醤油を入れてお出しすれば、板わさという料理に変身します。

かまぼこと板わさの違いは、食べ物と料理の違いです。

立派な料理になっている家庭料理


大変そう!と思われるかもしれませんが、決して難しいことではないと思いますよ。逆にどんなに飾りたてても、そこに心配りがなければ単に「私ってすごい料理できるのよ!」のアピールにしか感じられませんから。

家庭料理は無意識に心配りされて作られていますので、気後れせずに。寒いから温かいものを作ろう、体調が悪そうだから、消化の良いものを。そんな思いが込められていたら立派な料理です。

お手軽食材が満たせるもの


最近は手軽に空腹を満たしたい需要に答えて、コンビニのお弁当やレトルト食品、インスタント食品が沢山あります。そこそこ美味しいですし、栄養も考えられている、はずなのですが、なぜかさみしく感じることも。

なんとなく寂しいきになるのは、きっと身近な人の料理を通しての心配りを感じないからだと思います。便利さ、手軽さ、安価な食べ物が満たしているニーズは、それこそ便利さ、手軽さなわけで、食事から得られる幸せ感とか楽しみを得るのは、ちょっと難しい気がします。

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相手への思いやりがあるもの、それが料理である、と思います。何も和食の職人さんのような完璧な仕事でなくてもいい。

家庭内であれば、ちょっとした気遣いで選ぶ食材も調理方法も変わってきます。気が付かなくても、自然とされている方が多いのではないでしょうか。

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